・医者を目指している
・医学部に進学するのにどれぐらいお金がかかるのか知りたい
・難関大学の医学部を受験したい
日本では2021年現在、約5万人の医者が存在しています。
一見すると非常に多くの医者がいるように見えますが、全人口が1億5,000万人のなかの5万人なので、比率で言えば8パーセントにも満たないわけです。
医師になるには以前は大学の医学部を卒業してから約10年間の研修を経て、一人前になると言われていました。
開業をするにはさらに20年程度の勤務医生活を経る必要もあり、人生の大半を職務にあてる必要があるものです。
昨今では専門医になる方が多く、小児科や内科・外科で臨床医として所属をすると、その後はその専門医として暮らしていく事になります。
ほかの診療科の研修を受ける必要がないため、いち早く一人前になることが可能です。
ここでは、これから医学部に進学をして医者を目指す方に向けた受験方法と必要な準備について、簡単に解説をしていきましょう。
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高校時代から応用問題に慣れておく
まず医学部に進学するには、高校時代から応用問題に慣れておかないといけません。
全国にある医学部の平均的な偏差値は71となっており、有名国公立大学の文学部以上のレベルとなっているほどです。
計5教科の試験となり、さらに面接と小論文も含まれます。
高校3年生になってから受験対策をするのでは間に合わず、大半の方が1年生の時点で予備校や塾に通われているのが実情です。
受験勉強を効率良くおこなうには、どの大学を受けるのかを先に決めておかないといけません。
その理由は、必ず試験で提示をされる問題は、毎年同じ出題の傾向をとっているからです。
一般的な学習では広範囲を網羅することはできず、ピンポイントで学んでいく必要にあるといえます。
そのため、将来医者になりたいとお子さんが親御さんに相談をした場合は、真剣に進学先を考慮する必要があります。
高校1年の時点ですでに受験の準備に取り掛かるのは、お子さんにとっても負担を強いるものです。
そのためにも親子が一丸となって協力をし合うのが、医学部受験を控えているご家庭の理想的な姿です。
全国模試で100位以内に入ることが最低条件
ここからは、どの程度の学力を有していれば合格ができるのかを見ていきます。
先述したように偏差値が71以上必要となるので、全国模試で100位以内に入ることが最低条件といえるでしょう。
なお、私立大学の場合はその限りではなく、約65程度の偏差値でも合格することが可能です。
あくまでも国公立大学に進学する場合であり、金銭面で余裕があるのであれば私立大学を選択するのもひとつの手となります。
また私立の場合は推薦入試という仕組みも用意をされています。
この場合だと5教科の学問をおさめる必要はなく、英語・数学と小論文・面接が合否の判定に活かされるわけです。
ただし、高校の内申点でB以上の好成績をおさめるのが必須条件となるため、この点は気を付けておかないといけません。
入学金と授業料について
ここからは医学部に進学するための準備を見ていきましょう。
まずは入学金と授業料についてです。
ほかの学部の場合は2か月間に猶予が入学金の支払いに用意をされています。
ところが医学系に至ってはその限りではなく、必ず合否が判明した翌週までに一括で納付をしないといけません。
理由はすぐに入学準備を学校側で進めるからです。
医学系の場合、実習で着用すり白衣やウェアを用意しないといけず、すべて名前を刺繍しているのもポイントです。
また80名程度の定員となるため、使用する教材も新たに買い集めることとなります。
まず親御さんがなさることは、入学資金をしっかりと用意をすることです。
国公立だと入学金が100万円・1年次の授業料が200万円のトータルで300万円になります。
私立大学だと入学金が500万・授業料が400万円以上となり、さらに寄付金が必要な場合も存在します。
国公立が人気の理由は学費で大きな差があるためです。
これらはどちらも一括で納付となるため、受験をしたいとお子さんが申し出た際はいち早く貯蓄をしないといけません。
学生本人が準備をすることは予習
学生本人が準備をすることは、授業についていくための予習です。
大半の大学では2月に試験があり、その後4月に入学となります。
医学系の学部ではすぐに応用の授業がスタートするので、数学や物理・化学で基礎をマスターしておかないと授業についていけない可能性もあるほどです。
約2か月間で高校で学んだ学問をしっかりとマスターして、新学期に備える必要があるわけです。
遠方から入学をなさる場合は、6年間暮らす場所を見つけることも重要です。
学校に寮が完備をされていれば入ることができますが、昨今の大学では学生個人がアパートやマンションを自分で見つけないといけません。
医学の勉強をする場合、なるべく通学時間を短くして集中して学べる環境が必要です。
入学が決まった大学から徒歩圏内もしくは自転車で向かえる場所で暮らすのがおすすめです。
まとめ
それと同時にアルバイト先も見つけておけば、学問と並行して生活費を蓄える手段も見つかります。
難関大学を目指す場合は、早い段階で準備をしましょう。
最終更新日 2025年8月6日